この記事を読むとわかること
- 『ミッション:インポッシブル』シリーズ全作の流れと見どころ
- 主要キャラクターや敵組織の関係性と変遷
- 完結編『ファイナル・レコニング』の見どころと注目点
『ミッション:インポッシブル』シリーズ一覧(1996年〜2023年)
邦題(原題) | 公開年 | あらすじ | 見どころ |
---|---|---|---|
ミッション:インポッシブル (Mission: Impossible) |
1996年 | CIA内のスパイ疑惑でチームが壊滅。エージェントのイーサン・ハントが無実を証明するため孤独な戦いに挑む。 | ブライアン・デ・パルマ監督のサスペンス演出とワイヤー宙吊りシーン。 |
M:I-2 (Mission: Impossible II) |
2000年 | 殺人ウイルス“キメラ”の拡散を阻止するため、イーサンが美しい泥棒ナイアと共に危険任務に挑む。 | ジョン・ウー監督によるスタイリッシュなスローモーションアクション。 |
M:i:III (Mission: Impossible III) |
2006年 | 婚約者を守るため、イーサンが謎の兵器“ラビットフット”を巡る戦いに挑む。 | J・J・エイブラムス監督が緊張感のある展開と人間ドラマを演出。 |
ゴースト・プロトコル (Ghost Protocol) |
2011年 | クレムリン爆破の濡れ衣を着せられたイーサンが、チームと共に任務続行。“ゴーストプロトコル”が発動される。 | ドバイの超高層ビル“ブルジュ・ハリファ”登頂シーンが圧巻。 |
ローグ・ネイション (Rogue Nation) |
2015年 | IMFを狙う謎の組織“シンジケート”に立ち向かうイーサン。新たなスパイ、イルサと出会う。 | 潜水シーンやバイクチェイスなどリアル志向アクションが光る。 |
フォールアウト (Fallout) |
2018年 | プルトニウム紛失事件に端を発し、イーサンとCIAエージェント・ウォーカーの対立と共闘が展開。 | ヘリチェイスとビルジャンプの連続アクション。シリーズ屈指の完成度。 |
デッドレコニング PART ONE (Dead Reckoning Part One) |
2023年 | AI兵器を巡る新たな戦い。イーサンは全世界を巻き込む“情報戦争”に挑む。 | 列車アクション、ローマでのカーチェイス、世界規模のスパイスリラー展開。 |
【完全ガイド】『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』公開前に絶対観ておきたい過去作まとめ
2025年公開予定のシリーズ最終章『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング(Part Two)』。
本作を100%楽しむために、重要な伏線・登場人物・物語の流れを復習できるよう、過去作の要点を一気におさらいしましょう!
1. ストーリーの流れはこうなっている
イーサン・ハントの戦いは“陰謀”との戦い
シリーズを通じての主軸は「世界を脅かす陰謀やテロを阻止する」こと。最初はスパイものの色合いが強かったですが、徐々に「情報」「AI」「組織の裏切り」へと進化しています。
重要なのはこの3つのポイント
- イーサンは常に“仲間を救うこと”を最優先する
- IMF(インポッシブル・ミッション・フォース)は正義だけの組織ではない
- 敵は“元味方”であることも多く、裏切りと信頼がテーマ
2. 最終章に向けて抑えるべきキャラ
イーサン・ハント(トム・クルーズ)
主人公。命よりも仲間の安全を優先し続けた結果、“人間らしさ”を持つ最強スパイという唯一無二の存在に。
イルサ・ファウスト
イギリス情報部の諜報員。『ローグ・ネイション』から登場し、イーサンと特別な絆を持つ。『PART ONE』での展開は衝撃的でした。
ルーサー&ベンジー
イーサンの頼れるIT&技術チーム。ルーサーは初期からの相棒で、ベンジーは『M:I-3』以降のムードメーカー。
グレース(ヘイリー・アトウェル)
『PART ONE』から登場した新キャラ。謎多きスリの達人で、イーサンとの今後の関係が注目されています。
3. 観ておきたい作品はこの3本!
『ローグ・ネイション』(2015)
初めて「シンジケート」が登場。最終章の鍵となるヴィラン、ガブリエルの思想につながる重要エピソード。
『フォールアウト』(2018)
イーサンの「仲間優先」という価値観が描かれ、AI兵器や裏切り者との戦いの構造が明確化。
『デッドレコニング PART ONE』(2023)
ファイナル・レコニング前編。AI「エンティティ」との対立、グレースや新たな敵の登場、シリーズ最大級のスケール。
4. 今後の注目ポイント
- AI「エンティティ」との最終決戦
- イーサンの選択:仲間か、世界か?
- イルサやグレースの運命と役割
- IMFという組織そのものへの疑念
まとめ|『ミッション:インポッシブル』過去作から最終章へ
『ミッション:インポッシブル』はアクションだけの映画ではありません。仲間、信念、裏切り、そして“選択”を描き続けてきた人間ドラマでもあります。
最終章である『ファイナル・レコニング』は、そんなシリーズのすべてが集約される集大成。今からでも遅くありません。上記の作品を押さえた上で、劇場でラストミッションに備えましょう。
『ミッション:インポッシブル』シリーズの魅力とは?
1996年に第1作が公開されて以来、世界中の観客を魅了し続けてきた『ミッション:インポッシブル』シリーズ。
その魅力は単なるアクション映画の枠に収まらず、スパイサスペンス、心理戦、チームドラマなど多層的な構成にあります。
ここでは、シリーズがこれほどまでに長く、そして熱狂的に愛され続ける理由をひも解いていきましょう。
シリーズを貫くスリルとリアリズム
本シリーズ最大の特徴は、「本物のアクションにこだわる」姿勢にあります。
とりわけトム・クルーズ自身がスタントをこなすことで知られており、ビルからのジャンプ、空中のヘリ操縦、列車上での決闘など、映画の中で実際に行われていることが多いのです。
この“リアル”へのこだわりが、観客に緊張感と没入感を与えています。
イーサン・ハントという男の進化
シリーズが進むにつれて、主人公イーサン・ハントの描かれ方も変化してきました。
初期は冷静沈着なスパイとして描かれていた彼が、シリーズを追うごとに「仲間を救うこと」に信念を持つ人間的なリーダーへと進化していくのです。
このキャラクターの成長が、観る者に感情移入を促し、単なるアクション映画から一歩踏み込んだドラマ性を与えています。
なぜ今、最終章に向けて注目されているのか
2025年に予定されている『ファイナル・レコニング』は、長年にわたって続いてきたシリーズの完結編です。
このタイミングでシリーズが再評価されている理由は、これまでの物語すべてが1本の線につながりつつあるからです。
過去作で描かれてきた伏線、登場人物たちの選択、敵との因縁が、「ファイナル・レコニング」できちんと回収される期待があるのです。
まさに今、シリーズを振り返る絶好のタイミングと言えるでしょう。
『ミッション:インポッシブル』全作リストと公開年・監督
シリーズ全体を把握するには、各作品の公開年・監督・内容の変遷を押さえることが不可欠です。
ここでは、1996年の第1作から2023年の『デッドレコニング Part One』まで、時系列に沿って一覧表でご紹介します。
監督ごとの演出の違いやシリーズの進化にも注目してみてください。
作品名(邦題) | 原題 | 公開年 | 監督 |
---|---|---|---|
ミッション:インポッシブル | Mission: Impossible | 1996年 | ブライアン・デ・パルマ |
M:I-2 | Mission: Impossible II | 2000年 | ジョン・ウー |
M:i:III | Mission: Impossible III | 2006年 | J・J・エイブラムス |
ゴースト・プロトコル | Mission: Impossible – Ghost Protocol | 2011年 | ブラッド・バード |
ローグ・ネイション | Mission: Impossible – Rogue Nation | 2015年 | クリストファー・マッカリー |
フォールアウト | Mission: Impossible – Fallout | 2018年 | クリストファー・マッカリー |
デッドレコニング Part One | Mission: Impossible – Dead Reckoning Part One | 2023年 | クリストファー・マッカリー |
シリーズの変化を読み解くカギ
第1作〜第3作は監督交代が続き、作品ごとに雰囲気やテンポが大きく異なります。
しかし『ローグ・ネイション』以降はマッカリー監督が継続してメガホンを取り、ストーリーもより深みのある連続性を持つようになりました。
『ファイナル・レコニング』はその集大成であり、過去作の流れを知っておくことが物語の理解を深めるポイントとなります。
各作品のあらすじと注目ポイントまとめ
『ミッション:インポッシブル』シリーズは全体で7作品におよび、それぞれが独立した物語でありながらも、シリーズ全体を通じた成長と伏線が存在します。
この章では各作品の簡潔なあらすじと見どころをおさらい形式でご紹介します。
初めて観る方はもちろん、再鑑賞の指針としても活用いただけます。
ミッション:インポッシブル(1996)
IMFの任務中にチームが壊滅し、イーサン・ハントは裏切り者の容疑をかけられる。
孤立無援の中で真相を暴こうとする彼のスパイ活動が描かれる。
名シーン:ワイヤーで吊られて侵入するCIA本部シーンは、映画史に残る名アクション。
M:I-2(2000)
生物兵器「キメラ」とその抗体「ベレロフォン」を巡って、元IMFエージェントとの戦いが繰り広げられる。
主人公イーサンは泥棒ナイアと関係を築くが、任務と愛の間で葛藤する。
注目:ジョン・ウー監督特有のスローモーションと白鳩演出が全開。
M:i:III(2006)
イーサンは婚約者ジュリアとの平穏な生活から一転、兵器「ラビットフット」を巡る戦いに巻き込まれる。
フィリップ・シーモア・ホフマン演じる冷酷な敵が強烈な印象を残す。
注目:感情を揺さぶるヒューマンドラマと怒涛の展開が融合した一作。
ゴースト・プロトコル(2011)
クレムリン爆破事件の濡れ衣を着せられたIMFが、“ゴースト・プロトコル”発動で非公式に任務遂行を迫られる。
新メンバーと共に、核戦争を阻止する世界規模のミッションが展開。
注目:ブルジュ・ハリファ登頂シーンはIMAXで観たい超絶スリル。
ローグ・ネイション(2015)
IMFが解体され、イーサンは単独で謎の組織「シンジケート」の存在を追う。
MI6の女スパイ・イルサと手を組み、国際的陰謀に立ち向かう。
注目:シリーズ初の“裏IMF”との本格的対決が始まる重要作。
フォールアウト(2018)
プルトニウムを使った核テロを阻止する任務の中で、イーサンの「仲間を救う信念」が揺さぶられる。
CIAの敏腕エージェント・ウォーカーとの共闘&対立が鍵を握る。
注目:ヘリチェイス、ビルジャンプ、格闘戦すべてがハイレベル。
デッドレコニング Part One(2023)
AI「エンティティ」が世界を支配する未来を阻止するため、イーサンはかつてない選択を迫られる。
新キャラ・グレースの登場と、イルサとの関係も大きな転機を迎える。
注目:列車上の死闘・ローマ市街のカーチェイス・潜水ミッションなど、スケールと密度が過去最高。
2025年公開『ファイナル・レコニング』に向けて
シリーズ最終章となる『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング(Part Two)』は、2025年に全世界で公開予定です。
前作『デッドレコニング Part One』から物語は直接つながり、完結編にふさわしい壮大なスケールと衝撃の展開が期待されています。
ここでは、現時点で分かっている情報と、予想される展開について解説します。
公開日は2025年のいつ?
本来は2024年公開予定でしたが、ハリウッドのストライキなどの影響で延期となりました。
最新情報によれば、2025年5月〜秋頃の公開が有力とされています(※2025年5月現在)。
今後の正式発表に注目が集まっています。
完結編の注目ポイント
- AI「エンティティ」と人類の未来:現実の技術進化を背景に、AI対スパイという斬新な構図が展開
- イーサンの最後の決断:仲間、国家、世界…何を守り、何を捨てるのか
- グレースの正体と役割:彼女が持つ“鍵”が物語の核心に
- シリーズ全作品との接続:過去作の伏線や人物が多数回収されると予想
どこまで観ておけば楽しめる?
結論から言うと、最低でも『ローグ・ネイション』以降の4作品(2015年〜)は必見です。
ただし、時間があれば初期三部作(1996〜2006)も観ておくと、イーサンの信念やIMFの変遷がより深く理解できます。
シリーズの集大成として
『ファイナル・レコニング』は単なる“完結編”ではありません。
それは、トム・クルーズが30年かけて築き上げた映画史への挑戦とも言える作品です。
観る側もその歴史を追体験することで、エンターテインメントとしての“終わり方”に立ち会えるはずです。
今こそ、過去作を観返し、最後のミッションに備えましょう。
この記事のまとめ
- 全7作のあらすじと見どころを一気に復習
- シリーズの時系列と監督の変遷を整理
- イーサン・ハントの信念と進化が鍵
- AIとの対決が描かれる最終章が目前
- 「ローグ・ネイション」以降は必見作
- シリーズ完結に向けた準備に最適な1本
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