映画『愛はステロイド』のあらすじとキャスト情報まとめ

映画『愛はステロイド』のあらすじとキャスト情報まとめ 愛はステロイド
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この記事を読むとわかること

  • 映画『愛はステロイド』のあらすじと魅力
  • 登場人物と俳優陣の役どころと演技力
  • 監督ローズ・グラスの演出や評価の高さ

映画『愛はステロイド』のあらすじとキャスト情報を詳しくまとめました。

1989年を舞台に、ジムで働くルーがボディビルダーのジャッキーと恋に落ちるが、かつてない危険な愛の物語が展開されます。

主演にはクリステン・スチュワートやケイティ・オブライアン、エド・ハリスら実力派が集結し、クィア・ロマンスにスリラーやノワールが交錯する衝撃作です。

『愛はステロイド』はどんな映画?クィア・ロマンス×スリラーの衝撃作

『愛はステロイド(Love Lies Bleeding)』は、ただのラブストーリーではありません。

ボディビルをテーマにしながら、恋愛、犯罪、暴力、ボディホラーが複雑に絡み合う予測不能な物語です。

1980年代末のアメリカを舞台に、ジムで働く女性ルーが謎めいたボディビルダー・ジャッキーと出会ったことから、日常が少しずつ狂い始めます。

あらすじ:1989年、ジムで働くルーは…

物語の主人公は、犯罪に巻き込まれた家族を持つ内気な女性・ルー(クリステン・スチュワート)。

彼女はボディビルに情熱を燃やすジャッキー(ケイティ・オブライアン)と出会い、ふたりの関係はやがて激しい恋へと発展します。

しかし、ジャッキーのボディビル競技への執着、そしてルーの暴力的な家族環境が絡み合い、ふたりの愛は思いがけない犯罪と裏切りの渦へと突入していくのです。

ジャンル横断の作風:ロマンス、ノワール、ボディホラー、ユーモアが共存

この映画が特に注目されているのは、その大胆なジャンルミックスです。

監督ローズ・グラスは前作『Saint Maud』でも評価された恐怖演出を、本作ではボディホラーという形で昇華させ、観客に美しさと嫌悪を同時に感じさせる映像美を構築しています。

さらに、時折挟まれるブラックユーモアやカルト的セリフ回しが、物語の緊張感を絶妙に緩和し、観る者に強烈な印象を残します

キャスト情報まとめ:出演者とその役どころ

『愛はステロイド』には、演技力と個性を兼ね備えた俳優陣が多数出演しています。

中心となるふたりのキャラクターを軸に、それぞれの過去と闇を抱える登場人物が物語に深みを与えています。

ここでは主要キャストとその役どころを詳しくご紹介します。

ルー(クリステン・スチュワート):犯罪に染まる家族から抜け出せない女性

ジムで管理職として働くルーは、孤独で内向的な性格ですが、家族の犯罪に巻き込まれており、その葛藤と罪悪感を心に抱えながら日々を生きています

クリステン・スチュワートはこの役で、冷静さと激しさを併せ持つ難役を見事に演じ、観客の共感と緊張を引き出しました。

過去の『スペンサー ダイアナの決意』とはまた違う、新たな一面を見せています

ジャッキー(ケイティ・オブライアン):夢を追うボディビルダーの流浪者

ケイティ・オブライアンが演じるジャッキーは、ボディビルの大会出場を夢見る流浪の筋肉美少女

旅の途中でルーと出会い、彼女の人生に入り込んだことで、ふたりの運命が大きく変わっていきます。

ケイティは自身のアスリート経験を生かし、肉体的にも精神的にも強さと脆さを併せ持つキャラクターを体現しました。

その他の出演者:エド・ハリス、ジェナ・マローン、アンナ・バリシニコフ、デイヴ・フランコ

  • エド・ハリス:ルーの父・ルー・シニア役で登場。家族を暴力で支配する冷酷な存在です。
  • デイヴ・フランコ:ルーの兄・JJ役。衝動的でトラブルを引き起こす問題児
  • アンナ・バリシニコフ:ルーの妹・デイジー役。姉との関係性が重要な感情の軸になります。
  • ジェナ・マローン:ジャッキーの過去を知る人物として、物語に緊張感を与える役割を担います。

このように、それぞれのキャラクターが物語の根幹に深く関わっていることが、本作をただの恋愛映画では終わらせない要因です。

製作背景と評価:監督や受賞歴など要チェック

『愛はステロイド』の制作背景には、ジャンルに縛られない革新的な映像表現を追求する姿勢があります。

ローズ・グラス監督が手がける本作は、脚本から演出まで緻密に作り込まれており、映像・音楽・演技すべてが高水準です。

彼女の演出手法と世界観は「A24映画」の新たな代表作とも言える存在感を放っています

監督:ローズ・グラス、脚本家:ローズ・グラス&ヴェロニカ・トフィウスカ

ローズ・グラスは、2020年のホラー映画『Saint Maud(セイント・モード)』で長編デビューし、英国インディペンデント映画賞(BIFA)をはじめ数々の賞に輝いた新進気鋭の女性監督です。

本作では脚本も手がけ、共同脚本家ヴェロニカ・トフィウスカと共に、複雑な人間関係と暴力の連鎖を巧みに描き出しました

『愛はステロイド』ではさらに、視覚効果や照明、撮影技術などで前作を大きく超えるスケール感を実現しています。

高評価と映画祭出品歴:Rotten Tomatoes 94%、ベルリン国際映画祭など

本作は公開直後から批評家・観客ともに高い評価を受け、Rotten Tomatoesではトマトメーター94%、観客スコアも81%という驚異的な数字を記録しています。

さらに、2024年のベルリン国際映画祭の「パノラマ部門」に出品され、クィア映画としての文脈でも注目を集めました。

国内外の批評家からは、「スタイリッシュでスリリング」「演技と演出が完璧に融合した傑作」といった声が相次ぎ、アワードシーズンの有力候補とも見なされています。

『愛はステロイド』のあらすじとキャスト情報まとめ

『愛はステロイド(Love Lies Bleeding)』は、ラブストーリーの枠を超えた、暴力・欲望・家族・自己表現が交錯する異色のスリラーです。

1989年という時代背景、ボディビルという特殊な舞台設定、そしてクィアな視点が融合し、これまでにない愛のかたちを描き出しました

主演のクリステン・スチュワートとケイティ・オブライアンを筆頭に、名優たちが織りなす重厚な演技も、本作の完成度を高めています。

また、ローズ・グラス監督による鮮烈なビジュアルと緊張感ある演出は、観る者を圧倒する没入感をもたらし、批評家からの評価も非常に高いものとなりました。

クィア映画、ノワール、スリラー、ボディホラー、どれか一つでも気になる方には、ぜひ一度観てほしい注目作です。

過激で美しい、そして悲しいこの物語は、2024年の映画界において確実に語り継がれる一本となるでしょう

この記事のまとめ

  • 映画『愛はステロイド』はクィア・ロマンスとスリラーが融合
  • 1989年のアメリカを舞台に、女性ふたりの危うい愛を描く
  • 主演はクリステン・スチュワートとケイティ・オブライアン
  • 暴力的な家族関係と犯罪が物語を複雑に展開させる
  • ローズ・グラス監督が前作に続き脚本・演出を担当
  • ジャンル横断の作風でボディホラーやノワール要素も登場
  • Rotten Tomatoesで94%の高評価を獲得
  • ベルリン国際映画祭パノラマ部門にも出品された注目作
  • 美しさと暴力が交錯するビジュアルと緊張感ある演出
  • 2024年を代表する異色のラブストーリーとして必見

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