『純愛上等！』あらすじ＆見どころ徹底解説｜七緒×円が描く最高の学園BL

BL界で不動の人気を誇る藤崎こうによる原作『純愛上等！』が、ついに実写化！

硬派な不良×真面目生徒会長という対照的な二人、七緒と円が織りなす“ピュアで真っ直ぐな恋”が、多くのファンの心を打っています。

この記事では、そんな話題作のあらすじや見どころ、キャストの魅力までを徹底的に解説。初めての人も原作ファンも、読めば作品への理解が深まる内容です！

『純愛上等！』とは？原作＆作品概要

『純愛上等！』は、藤崎こうによる学園BL作品で、2006年にビーボーイコミックスから刊行された人気コミックが原作です。

真面目で繊細な生徒会長・桜井円と、ケンカが強くて不器用な不良・川上七緒との恋模様を中心に描かれた本作は、“男同士の純愛”に正面から向き合うストレートな感情表現が、多くのBLファンの支持を集めてきました。

単なる恋愛にとどまらず、「誤解」「すれ違い」「友情との境界」といったテーマが丁寧に描かれており、BL初心者からベテランまで幅広い層に愛される作品となっています。

2020年代に入り映像化への機運が高まり、ついに2026年に実写ドラマ化が決定。配信開始直後から「キャストがハマりすぎ」「原作愛を感じる演出」とSNSでも話題になりました。

あらすじ｜不器用な二人がすれ違いながらも惹かれ合う

物語の舞台は、とある男子高校。

川上七緒は、ケンカ早くて周囲から怖がられている“問題児”。しかし本当は仲間思いで、内面はとても優しい不器用な少年です。

一方、桜井円は生徒会長を務める真面目で誠実な優等生。教師や生徒からの信頼も厚い円は、常に冷静で、七緒のような“トラブルメーカー”とは正反対の存在。

そんな二人が、ひょんなことから学校内で衝突。

最悪の出会いだったはずが、関わるうちに少しずつ心を開き始め、お互いの中に誰にも見せない“素顔”を知っていきます。

しかし、過去のトラウマや噂、周囲の目などが二人の関係を揺るがせることに。

「ただそばにいたい」――そんなシンプルで切実な想いが、やがて不器用な愛として形になっていく過程が描かれます。

王道の学園BLでありながら、リアルな心理描写と真っ直ぐな愛情が心に刺さる、感情に寄り添った物語です。

見どころ①：不良×優等生の王道シチュエーション

“不良×優等生”という組み合わせは、BL作品の中でも王道中の王道。

しかし『純愛上等！』では、この王道設定をステレオタイプに終わらせず、感情のリアリティに徹底的にこだわって描いています。

七緒の荒々しさは見せかけで、本当は誰よりも傷つきやすい心を持つ少年。

円の冷静さも、実は他人との距離を保たないと不安になる性格の裏返しであり、互いの弱さが出会いによって変化していく過程が見どころです。

喧嘩したり、無視したり、嫉妬したり――

そんな“等身大の青春”の中で、一瞬のやさしさや何気ない言葉が恋へと変わっていく描写に、思わず心が締めつけられます。

ありきたりのようで、まったく新しい。 『純愛上等！』は、“王道”にこそ本気で向き合った、真っ直ぐな青春BLなのです。

見どころ②：七緒と円、正反対だからこその化学反応

『純愛上等！』の最大の魅力は、正反対の性格を持つ七緒と円の“ぶつかり合い”から生まれるリアルな関係性にあります。

七緒は感情のままに動いてしまう“直球型”で、言葉で自分の気持ちを伝えるのが苦手。

一方で円は理性的で、常に周囲を気遣い、どこか本音を抑えてしまう“理性型”。

そんな二人が互いのペースを乱し、気づかぬうちに惹かれ合っていく様子は、ただの恋愛以上に“人間同士の関係の変化”を描いているようにも感じられます。

ぶつかり、迷い、遠ざかって、それでも想い合う。 その繰り返しが、見る側の心を強く揺さぶるのです。

この作品は、“好き”という言葉よりも、その裏にある葛藤や不器用な表現にこそ、恋の真実が宿ることを教えてくれます。

七緒と円、決して似ていないふたりだからこそ生まれる“絆の温度”に、ぜひ注目してみてください。

キャスト紹介｜実写版の配役とファンの反応

実写版『純愛上等！』は、発表当初から“原作の雰囲気を壊さずに映像化できるのか”という点で注目を集めていました。

主演キャストについては公開前から多くの予想が飛び交い、「七緒役は誰になる？」「円はあの俳優が合いそう」と、SNSではBLファンによる“理想キャスト”論争も。

そして、いざ発表されると「原作に忠実」「空気感がドンピシャ」といった好意的な声が多数あがりました。

七緒の荒っぽさと不器用な優しさ、円の冷静さと揺れる感情。

それぞれのキャラクターの“温度差”を丁寧に表現した演技は、BLファンだけでなく青春ドラマ好きにも刺さる内容と評されています。

また、脇を固める生徒会メンバーやクラスメートのキャスティングも秀逸で、作品全体の世界観に一体感を持たせているのも高ポイント。

今後、続編やスピンオフが作られるとすれば、このキャスト陣でまた見たいという声がさらに増えていくことは間違いありません。

まとめ｜“純愛”の尊さを全力で描く、青春BLの決定版

『純愛上等！』は、“好き”という感情にまっすぐ向き合う、青春BLの王道かつ傑作です。

不器用でまわり道ばかりのふたりが、それでも歩み寄りながら関係を深めていく姿は、恋愛作品としてだけでなく、人と人の距離を描くヒューマンドラマとしても見応えがあります。

また、原作の世界観を大切にしながらも、実写化では俳優の表情や間によってより“生きた感情”としてのリアリティが増しており、初めてBL作品に触れる人にもおすすめできる作品です。

王道だからこそ、そこに本物の感動がある。

『純愛上等！』は、そのシンプルで真っ直ぐな物語の中に、誰もが共感できる“愛のかたち”を描いています。

心に残るBLを探しているなら、この作品は間違いなく“上等”です。