- 映画『マーティ・シュプリーム』のキャスト情報
- ティモシー・シャラメが演じる破天荒な主人公像
- A24作品らしい“クセ強”キャスティングの魅力
2026年公開予定の話題作『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』は、A24とジョシュア・サフディ監督がタッグを組んだ異色のスポーツ・ヒューマンドラマ。
主演を務めるのは、これまでのイメージを一変させたティモシー・シャラメ。本作では“人生崖っぷちの卓球男”という破天荒な役柄に挑み、新たな境地を見せています。
この記事では、そんな注目作に出演する豪華キャスト陣を一覧でご紹介し、それぞれの役柄や見どころも解説します。
ティモシー・シャラメ|主人公マーティ・シュプリーム役
『マーティ・シュプリーム』の主役を務めるのは、世界的スターティモシー・シャラメ。
これまで『DUNE/デューン』や『君の名前で僕を呼んで』など、繊細でミステリアスな青年役を演じてきた彼ですが、本作ではそのイメージを大きく覆しています。
演じるマーティ・シュプリームは、かつて天才と呼ばれた元卓球少年。
しかし現在はすっかり落ちぶれ、“世界チャンピオンになる”という妄想を信じて突き進む破天荒な男です。
その行動は支離滅裂で痛々しく、笑えると同時に、どこか胸が締めつけられる。
シャラメはこの役に、狂気・哀愁・滑稽さという相反する感情を見事に同居させています。
特に注目したいのは、
- ハイテンションで暴走する演技
- 虚無的な表情の中に垣間見える孤独
- 卓球シーンでのリアルな身体表現
「シャラメがこんな演技をするなんて」と驚く観客が続出しており、すでにSNSでも絶賛の声が広がっています。
彼の俳優としての幅を大きく広げるであろうこの役は、キャリアの転機になることは間違いありません。
グウィネス・パルトロウ|マーティの母・サラ役
マーティの母親・サラを演じるのは、アカデミー賞女優グウィネス・パルトロウ。
本作では、かつて息子を“神童”として支えたものの、今では距離を置きつつ見守るという複雑な母親像を体現しています。
サラは、マーティの暴走に心を痛めながらも、完全には突き放せない、愛と諦めが混ざった感情を抱いています。
グウィネスの演技は、派手さこそないものの、視線ひとつ、沈黙ひとつに強い存在感をにじませる静かな説得力があります。
特に、マーティとの電話シーンや食卓での沈黙など、“言葉にできない親子の距離”が描かれる場面では胸を打たれます。
これまでのエレガントなイメージを活かしながらも、崩れた家庭の空気を自然に演じるその手腕は、さすがベテラン女優。
作品全体に深みを与える役割として、グウィネス・パルトロウの存在は欠かせないものとなっています。
オデッサ・アザイオン|若き卓球プレイヤー・エリー役
マーティの前に立ちはだかる若き卓球プレイヤー、エリーを演じるのは新鋭女優オデッサ・アザイオン。
Netflix作品『グランド・アーミー』などで注目を集めた彼女ですが、今作では“静かなる闘志”を秘めた存在感で、物語のもう一つの軸を担います。
エリーは、マーティの過去の輝きを知る唯一の若手選手として、憧れと反発、そして共鳴を同時に抱くキャラクター。
初めは冷ややかな態度で接しながらも、マーティの不器用な努力や、人間らしい弱さを目の当たりにし、次第に心を開いていく姿が印象的です。
オデッサは多くを語らずとも、目の演技と間合いで感情を伝える表現力が魅力。
劇中では、彼女がマーティにある言葉を投げかける重要なシーンがあり、その一言が物語を大きく変える転機となります。
若さと実力の両面で、作品に鮮烈な印象を刻む存在として、今後のブレイクが期待される女優です。
ケビン・オレアリー|型破りなコーチ・レイ役
主人公マーティを導くコーチ・レイ役を演じるのは、個性派俳優ケビン・オレアリー。
ビジネスリアリティ番組『Shark Tank』の“ミスター・ワンダフル”として知られる彼が、まさかの映画出演。
本作では、強烈なキャラクター性を持った型破りなコーチとして、物語に笑いと混沌をもたらします。
レイは、伝統や理論よりも“勢い”と“勘”を重視するスタイル。
一見するとただの変人コーチですが、マーティの無謀さを唯一肯定してくれる存在でもあり、彼の心の支えとなっていく重要なキャラです。
ケビン・オレアリーの持つ独特の圧と間合いは、演技未経験とは思えないほどのリアリティと異物感を生み出しており、まさにA24作品ならではの異色キャスティング。
レイの存在があることで、マーティの成長や変化がより際立ち、物語のテンポとバランスが見事に調和しています。
観客に「なんなんだこの人…でも嫌いになれない」と思わせる魅力こそ、ケビン・オレアリーの真骨頂。
意外性抜群の起用が、作品に強烈なインパクトを与えています。
その他の出演者|A24らしい個性派が勢揃い
『マーティ・シュプリーム』の魅力は主役級キャストだけでなく、脇を固める“クセ強め”な俳優陣にもあります。
本作には、A24作品にたびたび登場する常連俳優たちや、インディペンデント映画界で活躍する注目株が顔を揃えています。
たとえば、
- バディ役のマイク・フェス(『ディア・エヴァン・ハンセン』):マーティの過去を知る旧友で、再会シーンが感動的。
- 謎の卓球評論家として出演するジェームズ・フランコ:独特の語り口が劇中で異彩を放つ。
- セレブ卓球イベント主催者役にエイサ・バターフィールド:皮肉と虚無を同時に漂わせる役どころが絶妙。
彼らはあくまでサブキャラクターでありながらも、どの人物も強烈な印象を残し、物語に“毒”や“笑い”を注ぎ込んでいます。
また、ちょい役として登場する卓球連盟の関係者や地元住民などにも、本物の卓球経験者や素人俳優が起用されており、作品全体にリアリティと異物感が混在するA24らしい世界観を構築。
“全員がズレてる”のに、なぜか成立してしまう不思議な人間模様こそ、本作のキャスティングの妙と言えるでしょう。
まとめ:なぜこのキャストが映画を面白くするのか?
『マーティ・シュプリーム』の魅力は、その突飛な設定やA24らしい演出だけに留まりません。
俳優たちが“全力でズレている”ことによって、物語が予測不能の面白さへと昇華されているのです。
ティモシー・シャラメの新境地となる怪演はもちろん、グウィネス・パルトロウの哀愁、オデッサ・アザイオンの静かな存在感、そしてケビン・オレアリーの異質さが絶妙にかみ合い、奇妙なのに感動的という不思議なバランスを生み出しています。
さらに、サブキャラやちょい役にも物語を揺さぶる“クセ”の強い演者たちが揃っており、どの場面も印象に残る仕掛けが満載。
「キャラの濃さ」と「感情のリアリティ」を両立させたキャスティングの妙こそが、本作の心に残る理由です。
“誰もが主役になれない映画”の中で、“全員が強烈に生きている”。
そんな世界観を作り上げたこのキャスト陣こそ、『マーティ・シュプリーム』を唯一無二の作品へと押し上げる最大の原動力と言えるでしょう。
- 映画『マーティ・シュプリーム』の豪華キャストを一覧で紹介
- ティモシー・シャラメが新境地の怪演に挑戦
- 母親役グウィネス・パルトロウの静かな名演にも注目
- オデッサ・アザイオンやケビン・オレアリーなど個性派が集結
- A24らしい“クセ強め”な配役が作品を唯一無二にしている



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